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ファイル (File)
概要
ファイル操作に関する機能を提供します。このクラスでは、ファイルを読み込む先のディレクトリの指定や 実際にファイルを読み込む処理を行います。
Altseedではファイルを読み込む時のルートを指定できます。 一切ルートを指定していないと、カレントディレクトリから相対的にファイルを読み込みます。
ルートディレクトリが指定されていると、ルートディレクトリから相対的にファイルを読み込みます。
複数のファイルを1つにまとめたパッケージがルートに指定されていると、パッケージ内からファイルを読み込みます。
ルートディレクトリやパッケージは複数指定できます。ファイルを読み込む時に複数のファイルが見つかった時、 後から追加されたルートディレクトリやパッケージから読み込みます。
絶対パスを指定した場合、ルートの指定関係なく絶対パスで指定された先を読み込みます。
アップデートパッチの実装について
複数のパッケージを読み込んだ時の優先順位を利用することでアップデートパッチを容易に実装できます。
例えば、製品の最初でパッケージXに格納されているファイルAがあるとします。 ファイルAに不具合が存在することが発覚し、ファイルAを差し替えることになりました。
このとき、更新した新しいファイルAをパッケージYに格納します。 そして、プログラム側ではパッケージX, パッケージYの順に(AddRootPackage や AddRootPackageWithPassword で)追加するようにしておきます。
すると同じ名前のファイルAを読み込むときにパッケージXからでなく、後から追加したパッケージYから読み込むようになります。
このように更新したファイルのみを別のパッケージにまとめることで、 実際に読み込む際のファイルのパス指定を変更することなく容易にファイルの更新を行えます。
主なメソッド
名称 | 説明 |
---|---|
AddRootDirectory | ファイル操作する時のルートのディレクトリを追加します。 |
AddRootPackageWithPassword | ファイル操作する時のルートのパスワード付パッケージを追加します。 |
AddRootPackage | ファイル操作する時のルートのパッケージを追加します。 |
ClearRootDirectories | 追加されたパッケージを全て消去します。 |
Exists | ファイルが存在するか取得します。 |
主なプロパティ
なし
主なイベント
なし
使用方法
なし